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▲相談援助業務の専門家「社会福祉士」が世の中の問題について綴るブログ

「プロから聴いた物理の勉強方法」を知る その2

塾長:

物理というものは、公式をマル覚えするだけでは出来ないのです。
パターン化された問題には、公式の丸暗記で対応出来るかもしれません。
しかし、応用力を問われる問題では公式を使いこなすことが出来なくなります。
そこで物理で大切なことは、まず、現象を理解することです。

例えば、次の問いがあります。
ここに電池1個と豆電球1個で電圧1の直列回路がある。それを、豆電球を2個にしたとする。
その時、豆電球の電圧はどのようになるか。
まず、ここでの現象を考えてみよう。

電池(1個につき1電圧) 豆電球 豆電球1個の電圧
1個 1個 1
1個 2個

同じ豆電球の数で豆電球を2個にすると、1個の時と比べ豆電球は暗くなる。
これが現象です。
次に、定義・概念を把握することです。
なぜ、豆電球は暗くなったのか、現象の本質を把握することが大切です。
この場合、豆電球が2個になることで電圧は半分になる。
そこを把握したら、公式を使って問題を解いていきます。
全体の電圧は、各電圧の和である。
全体の電圧=豆電球の数×豆電球1個の電圧
電池の数は変化していないので全体の電圧は1。しかし、豆電球が2個に増えたため、豆電球1個に掛かる電圧は半分になる。すると、次の式が成立する。
豆電球1個の電圧=全体の電圧÷豆電球の数
すなわち、X=1÷2となる。
よって答えは1/2となる。

このように、
1 現象の理解
2 定義・概念の把握(現象を数式によって理解するための準備)
3 定理・公式の理解
4 演習問題
という順番を繰り返すことで、定理・公式の意味や背景が更に理解できるようになるのです。
ようするに、はじめに公式ありきではないのです。

森 :

なるほど!公式をマル覚えするのではなく、現象や概念を公式と照らし合わせながら問題を解くことが大切なんですね。
でも、物理はどうしてか分からないのですが、あまり理解が出来ないんですよ。

塾長:

物理のつまずく点は、数式がゴチャゴチャになり混乱してしまう所です。
世の中の現象は目に見えないものも沢山あります。例えば、空気抵抗。非常に分かりづらく抽象的なものを、数式にだけに頼っても充分な理解は得られないのです。
そこで、整理する必要があります。
今から、どのような現象を扱うのか。その現象から何を求めるのか。どのような公式を扱うのか・・・。
少し、先ほどの豆電球で考えよう。ここに電池1個と豆電球1個で電圧1の直列回路がある。それを、豆電球を2個にしたとする。
現象にも2通りの見方があります。
この場合ひとつは、豆電球の明るさ。つまり、電球を増やしたために暗くなったということ。もうひとつは定量化。つまり、明るさ1が1/2になったと数値として捉えることです。
この二つを理論で結ぶことが大切なんです。

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